ここでの記述は予想、推測が多々盛り込まれている内容です。自己満足の世界ですのでもし読まれる方は何も考えず適当に読んでください。
 

 

第十一回

本流を凌駕する支流

  

  

第十回

コラムサマリー Vol.1
   

第九回

あなたを呼ぶ声は風にさらわれて

   

第八回

FOE IS DEAD ・・・ OS IS DEAD?

  

  

第七回

IGM解散で見えてくる限界点

  

  

第六回

αからの道、ωへの終わり無き道

  

  

第五回

スクウェア・エニックスを特捜せよ
 

第四回

主催者の喜怒哀楽
 

第三回

SHOW and HIDE
 

第二回

体験版を考察する
  

第一回

DINGOは呪縛の真っ只中?

IGM解散で見えてくる限界点

フリークストーナメント終了直後にFanta!IGMの解散が伝えられた。
オンラインストライカー公開直後に立ち上げられた老舗チームの電撃解散宣言にショックを受けたのは筆者のみではないだろう。
この解散宣言のメッセージとして、約6ヶ月続いたα5に対して、一部のプレイヤーが限界点を迎えた証拠とも言える。
理由として挙げられているのは、「オンラインストライカーに割ける時間がたくさんある人が少ない。」との事。
チームに所属しているプレイヤーにとって、決して他人事では無い理由と言える。
これまでにも数チームの活動停止、チーム合併はあったが今回の解散は、オンラインストライカーを取り巻く環境に一石を投じたと思う。
2003年4月23日の発売元公表により、確実にオンラインストライカー人口が伸び始めていたこの時期に、真逆の決断を下したFanta!IGM。
他チームの方針にも影響が出るのではないか?と心配になってくるのは私だけだろうか。


これからのチーム事情はどの様に推移していくのかを考察してみた。
最近の”流行”としては古参強豪チームによる、サテライトチーム設立が挙げられる。
αバージョン公開から約1年、今までに培ってきたノウハウを新規入部者、新規参入者へ伝承する事により、チームレベルの上昇のみならずオンラインストライカー全体の底上げが期待できる。
筆者としてはこのサテライトチームのムーブメントは大賛成である。
しかし、あえて問題点を挙げるとすれば、戦術や人材の一極集中化の恐れである。
オンラインストライカー製品版発売日前には広告などのマーケティング活動の力により、参加人数無制限オープンテストが行われる場合のβバージョン登録アカウント数は過去最高を記録するであろう。
しかし、これは一時的なもので、いざ製品版&課金が開始されればオンラインストライカー人口は激減してしまう事になるだろうし、数チームの統廃合も充分に推測出来る。
この全体的に人口が少ない状況の中、現に今現在でも多少なりともフリーサーバー(いわゆる野鯖)で見受けられる事だが、ディファクトスタンダードと化したトップチームの戦術がフリーサーバーでも要求されてしまうような雰囲気が漂い始めてしまうのではないだろうか。
もしこのような事が横行になればなる程、せっかく広い間口を持つオンラインストライカーの敷居を高くしてしまう事にも成りかねない。
無駄骨な心配になるであろうが、サテライトチームを保持するチームには気をつけて頂きたい。
ここまで書いてではあるし、繰り返しになってしまうが、筆者はサテライトチーム設立に大賛成であるし、メリットも多々ある事と思う。
このサテライトチームにより、多くの人がオンラインストライカーの奥深さに気づく事だろう。


オンラインストライカーのβバージョンを見る私達は、そのグラフィック、ゲームシステムの洗練された変革に驚きを覚える事になるだろう。
チーム、プレイヤーにとっては、今が正に”変革の時”と言えるのではないだろうか。
こちらの変革も洗練へ向かっている事を願いたい。

2003/06/03